廻る、巡る、循環、回転、輪、和、縁、円、継続・・・めぐりつながるイメージの言葉には、あたたかい人のぬくもりが感じられます。縁がめぐり、産業や経済がまわる。立場がかわり、時がめぐる。おなじ時代におなじまちに暮らしているというめぐりあいに感謝する。くるくると螺旋を描くようにつながっていくその先には、今より心豊かに感じる暮らしが待っているはず。そんな想いを「ナガサキリンネ」に込めました。
ネーミング|中原真希(デザイン+製造・陶磁工房一朶)
出島、花火、長崎ハタ(凧)、石畳など長崎で暮らす人達に親しみあるものをモチーフに、“めぐりつながる”のサブタイトルを受け、「橋(眼鏡橋)」や「虹」などの意味も込めました。また、「めぐりつながる、わたしのくらし。」の活字部分は、長崎に残る最後の活字鋳造所「山崎活字」さんのもの。「ナガサキリンネ」のタイトル活字は本木昌造氏が作った日本初の日本語活字「本木明朝」。過去と今とがめぐりつながり、長崎の人柄を表すような、奥ゆかしいひとつのロゴが生まれました。
デザイン|古賀正裕(グラフィックデザイナー・古賀正裕デザイン)