「ナガサキリンネ」は、2023年4月を持ちまして実行委員会を解散しました。
このナガサキリンネとは、一体「何」だったのでしょう?
ナガサキリンネは、長崎に関わりのある「つくり手」「つなぎ手」有志によって2011年に発足しました。その頃、長崎県内にも活き活きと生業(なりわい)を立てているたくさんの作家や生産者が存在していたにも関わらず、その「つくり手」と「つかい手」が直接知り会うことができる、わたしたちにとって「ちょうど良い」場所や、知る機会、伝える方法がほとんどありませんでした。
だから、わたしたちはイベントを「つくる」ことにしました。
ひとりではきっとできなかったことも、みなさんがいてくれたから「カタチ」にすることができました。そうしてこの場所で、たくさんの方々との新しいご縁が生まれました。
10年あまりの活動の中で、急激な世の中の変化もありました。
世界中に張り巡らされたネットワークによって、誰しもが最新のデーターを送受信できるこの時代、つながる「きっかけ」は多様となりました。情報は今、そこここに溢れています。リアルとバーチャルを行き来しながら、無機質だと思っていた仮想空間の向こう側にも、物の向こう側と同じように、現実の「人」がいることをわたしたちは感じています。
日本の西の端っこで「何もない」と思っていた長崎は、もちろん端っこでも何もない訳でもなく、「わたし」がいる「ここ」は、今も昔も、そしてこれからも、豊かで、いつだって世界の真ん中です。
わたしたちはそれぞれの場所で、いつでも暮らしを通してみなさんとめぐり・つながっています。
わたしたちも、みなさんおひとりおひとりも、自らの暮らしを作る「つくり手」です。
ナガサキリンネを応援してくださった全てのみなさまに、心からの感謝とともに
ナガサキリンネ。
末尾に小さな「円相」を描き加えて、解散のご挨拶といたします
2023年5月小満
ナガサキリンネ実行委員会
おしらせ
イベント終了後も、大変ありがたいことにご好評いただいております、ナガサキリンネの各種物販の販売は、下記県内店舗様・ナガサキリンネ事務局にて継続販売しております。読み物としても楽しい小冊子「書籍ナガサキリンネ」。1号はまもなく完売です。
また、こちらナガサキリンネ公式ホームページ、および公式Instagramにつきましては、いましばらく継続させていただきます。過去の投稿、出店者のご連絡先、実行委員などによるコラムなど、その時を切り取った内容になりますので、一部古い情報もございますが、ご興味ございましたら是非ご覧ください。
【物販お取り扱い店舗様】
・ウニとスカッシュ/長崎市中川2-15-15
・BOOKSライデン/長崎市出島町2-18末広ビル
・ブック船長 /長崎市古川町3-16
・てがみ屋/長崎市大浦町7-22コーポおおうら
・ノボリクダリ/長崎市万屋町2-3
・ひとやすみ書店/長崎市諏訪町5-3
【ナガサキリンネ事務局】
長崎県長崎市元船町15-2
gallery‐shop CRANE内:担当 陶磁工房一朶 中原真希