花の便りが聞かれるこの頃、ここ長崎にも桃の花が春の訪れを感じさせてくれます。
第6回ナガサキリンネは秋晴れの下、長崎県美術館に多くのお客様にご来場いただきおかげさまで無事に会期を終了する事ができました。これはひとえにご支援いただいた方々のご協力の賜物と深く感謝いたします。
さてこの度は2019年度のナガサキリンネについてご報告させていただきます。
私たちが暮らすこの街で職と食を真摯に営む人達に光を当てたいという想いがきっかけで、さまざまな職業のスタッフが集まり第一歩を踏み出した「ナガサキリンネ」。2011年の発足からイベント運営が本職ではない不慣れな私達を応援して下さる皆様に支えられながら模索しつつも一所懸命に取り組んで参りました。おかげさまで発足当初の青写真を形にする事ができました。
その一方、この9年間私達も年を重ねそれぞれが身を置く環境も変化し、現実にはリンネ運営とそれぞれの生業との両立が困難な状況にもなりました。このような中で、はたして毎年開催が可能なのか、更にはリンネを続ける事ができるのかという意見もあり話し合いの末、今年は「お休み」をいただくという判断に至りました。今年の開催を楽しみにされていた皆様方には誠に勝手ではございますが何卒ご理解いただければ幸いです。
しかしながら実行委員一同ナガサキリンネを続けたいという気持ちに変わりはありません。次のステップの為に少しお時間をいただき、これからのナガサキリンネの在り方や意義、運営の方法や態勢を今一度考え直したいと思っております。
お時間はいただきますが、またいつの日かリンネ会場で皆様と笑顔でお会いできる日を迎えられるように目指して参りますので、どうか今後とも引き続き変わらぬご支援ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
平成31年3月吉日 ナガサキリンネ実行委員一同