ナガサキリンネ二日目のプログラム



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おはようございます。曇り空の下、2日目の設営がはじまりました。昨日はたくさんの方と一緒に、出島表門橋の開通をお祝いできました。ご来場いただきましたみなさまありがとうございました。いよいよ本日は最終日。ナガサキリンネのオープンは10時、マーケット、企画展、ワークショップ全てのプログラムは16時で終了いたします。海風が吹く場所ですので、暖かくしてご来場ください。本日のプログラムを改めてご紹介しておきますね。

クラフト&フードマーケット(出島表門橋公園)入場無料
クラフト:10時〜16時
フード:11時〜完売次第終了

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企画展(国指定史跡「出島和蘭商館跡」内)

Made by Rain (アート作品の展示)
会場:乙名詰所
企画:List:  松井知子
後援:オランダ大使館

出島表門橋の開通を記念して、オランダ・ハーグ市にアトリエを構えるアーティスト、Aliki van der Kruijsのテキスタイル作品「Made by Rain」の展示を行います。Made by Rainとは、’PLUVIOGRAHY -DRAWING WITH RAIN ’をコンセプトに、日の中で天気が変わりやすく、雨の多いオランダの日常生活を視覚で感じる事を試みるプロジェクトです。雨に濡れて優しく光る石畳は、オランダと長崎を訪れた人たちの記憶に残る、共通の美しい風景です。出島内の会場では、オランダ国内、そして彼女が現在CreativeResidency in Alita/Sagaのプロジェクトで滞在中の佐賀県有田町、隣町の波佐見町の地で降った雨を、テキスタイルに投影した作品を展示。今回はレジデンス中に有田で制作したセラミック版の「Made by Rain」に加え、波佐見の雨で作った陶磁器の作品を、ナガサキリンネで展示いたします。出島からオランダ、そしてヨーロッパへとつながった陶磁器のルーツの地に降る雨で作った、美しいテキスタイルと陶磁器の作品をご覧ください。

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復活「出島オランダ印刷所」 (展示とワークショツプ)
会場: 旧出島神学校1F
参加費:印刷体験 B5サイズ1枚 ポストカード2枚
企画:ブルームーンデザイン事務所・中川たくま
協力:文林堂、晋弘舎活版印刷所、長崎県印刷工業組合

禁教令の影響で日本から活版印刷が姿を消して約250年。オランダ人、印刷技師だったインデルマウルが1857年「ヤパン号(後の咸臨丸)」で活版印刷の道具一式と共に来日し、ここ出島で再び活版印刷が始まります。

「出島の印刷部屋に、丈の高いインデルマウルがしきりに日本人職工たちを督励している。そして室内の一隅にオランダ通詞・本木昌造が監督官として、椅子に腰を下ろしている。印刷機械は動く。下役の通詞たちは矢立ての墨壷に筆を染めて、刷りものを校正する。これを本木昌造が校閲する」と出島商人の目撃談が残っています。そんな印刷の風景を出島に再現し、アルビオン型手引き印刷機で、当時の「出島」を印刷します。

オランダ通詞として、「出島オランダ印刷所」で印刷される印刷物の校閲を行っていた本木昌造がその印刷物に感銘を受け、オランダ商人から活字や印刷機を購入し印刷を行う。研鑽を重ね、遂には日本語の活字の製造にも成功。現在の印刷文化の礎を築くことになります。その歴史を紐解きながら、かつて出島の中にあった「出島オランダ印刷所」を再現し、道具の展示や、小型の活版印刷機やアルビオン式と呼ばれる手引きの活版印刷機を会場の出島神学校1Fに設置いたします。

今回の企画展とワークショップは、そんな印刷の風景を出島に再現し、現在の活版職人と一緒に、アルビオン型手引き印刷機で、当時の「出島」を印刷します。また手フートと呼ばれる小型の印刷機では、同じくオランダ通詞で本木昌造の曽祖父に当たる本木良永が伝えた「地動説」に関連するものを印刷いたします。

*混雑時は体験までお待ちいただく場合や、大型印刷機での体験ができない場合もございます(職人が印刷したカードはお持ち帰りいただけます)。
*ワークショップ参加者先着200名様限定で、活版印刷が日本に入って来てから現在までの文脈が分かる小冊子「長崎と活版印刷」を進呈致します。

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わたしをつつむ包装紙(参加型展示)
会場:旧出島神学校1F
参加料:無料
企画:古賀正裕デザイン 古賀正裕

2016年2月にオランダ・アムステルダムの MONOJAPAN(会場:Lloyd Hotel & Cultural Embassy)で開催した長崎のまちの商店などの包装紙のデザインを紹介する企画展から生まれた新たなプロジェクト。当時の会場で包装紙をバックに撮影した100組のオランダ人のポートレイトを紹介。そして今回2日間だけ、出島内に同じスペースを再現し、参加者自身のスマートフォンやカメラでポートレイトを撮影し、 SNS上でハッシュタグ(#)でシェアしてもらいます。長崎のまちを彩る包装紙のデザインに包まれながら微笑む、SNSをつかったオランダと日本の人々のポートレイトの交換です。

マーケット会場から表門橋を渡り、ゲート奥「出島」内にて開催いたします。入場料は、一般510円 高校生200円 小中学生100円。但し長崎市民は「広報ながさき11月号」に掲載される「出島無料入場券」を料金所での提示にて無料(1枚で5人まで)、もしくは、ナガサキリンネのパンフレットやDMを提示で団体料金(一般410円)で入場できます。

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