ナガサキリンネ企画展&ワークショップ



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出島と歴史的にも深い関わりがあるオランダ。 VOC(東インド会社)の船が、出島に運んできたのは、鎖国時代の日本になかった文化や産業だけではなく、様々な役割を担って日本までやってきたオランダ人でした。彼らが持ち込んだ新しい技術や知識から、日本では新しい文化や産業が花開いていきます。表門橋完成記念の企画となる、第5回のナガサキリンネでは、その歴史の舞台となった出島内で、オランダをテーマに企画展やワークショップを開催いたします。かつての出島内にオランダ人が作った印刷所の復活、現代のオランダ人アーティストのアート作品の展示、そして今同じ現代に暮らすオランダの人たちと、SNSを使ったポートレイトの交換を行います。出島の中で、過去と現代のオランダと日本がさまざまなかたちで交差する2日間となるでしょう。

 

会場:国指定史跡「出島和蘭商館跡」内

時間:25日(土)11時~17時 26日(日)10時~16時

マーケット会場から表門橋を渡り、ゲート奥に「出島」内にて開催いたします。入場料は、一般510円 高校生200円 小中学生100円。但し長崎市民は「広報ながさき11月号」に掲載される「出島無料入場券」を料金所での提示にて無料(1枚で5人まで)、もしくは、ナガサキリンネのパンフレットやDMを提示で団体料金(一般410円)で入場できます。

 

 

① 復活「出島オランダ印刷所」(展示とワークショップ)
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会場:旧出島神学校1F
参加費:有料(調整中)
企画:ブルームーンデザイン事務所・中川たくま
協力:文林堂、晋弘舎活版印刷所、長崎県印刷工業組合

禁教令の影響で日本から活版印刷が姿を消して約250年。オランダ人、印刷技師だったインデルマウルが1857年「ヤパン号(後の咸臨丸)」で活版印刷の道具一式と共に来日し、ここ出島で再び活版印刷が始まります。オランダ通詞として、「出島オランダ印刷所」で印刷される印刷物の校閲を行っていた本木昌造がその印刷物に感銘を受け、オランダ商人から活字や印刷機を購入し印刷を行う。研鑽を重ね、遂には日本語の活字の製造にも成功。現在の印刷文化の礎を築くことになります。その歴史を紐解きながら、かつて出島の中にあった「出島オランダ印刷所」を再現し、道具の展示や、小型の活版印刷機やアルビオン式と呼ばれる手引きの活版印刷機で印刷体験を行います。

①Reviving the Dutch Printing Office on Dejima
Due to the prohibition of Christianity, letterpress printing disappeared from Japan for 250 years. But in 1857, a Dutch printing technician brought a complete set of printing equipment to Dejima, leading to the revival of letterpress printing in Japan. Impressed by the printed materials, the Dutch interpreter and censor Shozo Motoki decided to develop the printing technique. This exhibition recreates the Dutch Printing Office. The displays include tools and visitors also have the chance to experience letterpress printing.

 

 

② Made by Rain(アート作品の展示)
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会場:乙名詰所
鑑賞料:無料
企画:List:  松井知子

出島表門橋の開通を記念して、オランダ・ハーグ市にアトリエを構えるデザイナー、アリキ・バン・デル クルスの「Made by Rain」の展示を行います。Made by Rainとは、’PLUVIOGRAHY– DRAWING WITH RAIN ’をコンセプトに、日の中で天気が変わりやすく、雨の多いオランダの日常生活を視覚で感じる事を試みた作品です。雨季や乾季がなく、1年を通じて1日の内に天気がコロコロと変わるのがオランダの気候。ここ長崎も雨が似合うまちとして知られています。雨に濡れてしっとりと優しく光る石畳の道は、オランダと長崎共通の訪れた人の記憶に残る、美しいまちの風景です。デザイナーのアリキは、Creative Residency In Arita / Sagaのプロジェクトで現在佐賀県・有田町に滞在中です。出島内の会場では、オランダの雨の作品と共に、有田とそして長崎の雨で作った作品を展示予定。出島を舞台に、世界へ渡った陶磁器の旅と同じ3つの場所で作られた作品をごらんください。

②Made By Rain
To commemorate the opening of Dejima Omotemon Bridge, the exhibition presents the work of artist Aliki van der Kruijs, who is based in The Hague, the Netherlands. Like Nagasaki, the Netherlands is also heavily associated with rain. Wet stone pavements are landscapes common to both. Beautiful textiles that visually depict the rainy everyday life of Holland will be presented alongside the paper sliding doors from Otona Tsumesho.

 

 

③わたしをつつむ包装紙(参加型展示)
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会場:旧出島神学校1F
参加料:無料
企画:古賀正裕デザイン 古賀正裕

2016年2月にオランダ・アムステルダムの MONOJAPAN(会場:Lloyd Hotel & Cultural Embassy)で開催した長崎のまちの商店などの包装紙のデザインを紹介する企画展から生まれた新たなプロジェクト。当時の会場で包装紙をバックに撮影した100組のオランダ人のポートレイトを紹介。そして今回2日間だけ、出島内に同じスペースを再現し、参加者自身のスマートフォンやカメラでポートレイトを撮影し、 SNS上でハッシュタグ(#)でシェアしてもらいます。長崎のまちを彩る包装紙のデザインに包まれながら微笑む、SNSをつかったオランダと日本の人々のポートレイトの交換です。

③Wrap Yourself up in Wrapping Paper (Participatory Exhibition)
This project developed of an exhibition introducing well-established Nagasaki shops’ wrapping paper designs at MONOJAPAN, which was held in Amsterdam in 2016. Surrounded by integrated examples of wrapping paper, a form of design intended to enrich everyday life, visitors can take portrait pictures of themselves. In addition, 100 such pictures taken in the Netherlands are also exhibited and visitors can share their portraits on social media. In this way, people from Japan and the Netherlands will meet once again on Dejima today.