報告★まちのなかのアートを探そう・まちあるきツアー



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『すでに古いとみなされたもの、
誰でも知っているような全くありきたりのもの、
多くの人が取るに足らないと思って安易に見過ごしてきたものを、
まるでとても新しいものであるかのように見直す目を持つ人が、
独創的なのだ』

フリードリヒ・ニーチェ

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11月5日(土)、6日(日)に実施した
ナガサキリンネ関連企画「まちのなかのアートを探そう・まちあるきツアー」は、
ゲストの増田昇さんが教えてくれた、ニーチェの言葉からスタートしました。

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David Atwoodさんからは、出身地のカナダと長崎の景色がまったく違うこと。人工的なものと自然物の対比(コントラスト)、そしてまちの中に何気なく置いてある気になるもの……そういうものから着想を得た作品を作っている話を聞きました。
そして屋上へ移って、Davidさんの作品をみんなで鑑賞しました。

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水の入ったペットボトル、見えないところに吊るされた箒、積み重ねられたコンテナや植木鉢……どれもこれも、まちの風景からインスパイアされたものばかり。「え、これがアート?」と思うものも、話をよく聞くと、西坂から見える景色や暮らしの風景との繋がりがあるように感じられてきます。

少しだけ「視点」が変わってきたところで、いざまちへ!
「Let’s 道草」を合い言葉に、ゴールの長崎県美術館を目指して、まちのなかに「アート」や気になるものを見つけます。

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参加してくださった方の感想をいくつかご紹介しましょう。

・今までも、これから先も、永遠と繰り返されるであろう日常の中に、フレッシュな目線で、新しい発見をさせていただき、大変面白かったです。

・決まりきった日常を、全く別の視点から、切り取ることを、参加した皆さんと共有できたこと、本当に貴重な体験になりました。

・デイヴィッド・アトウッドさんと増田さんの説明の後で、街中の風景に目をこらすと、また日頃の視点とは違ったものが見えてきて、時間があっという間に過ぎた気がしました。
・写真を撮りながら、「これ、おもしろいなー。」というものにたくさん出会えたと思います。

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企画した私自身、これまで、特に何も感じていなかった「いつもの風景」について、改めて考えるきっかけをもらったような気がします。何十個もの目で見ることによって、ひとりでは決して気づけなかったことに気づけたように思います。アートの面白さ、長崎のまちの歴史、都市景観のあり方について…色々なことを同時進行で考え、思いを巡らせる時間でもありました。
終わってから思ったのは、今回の企画が「いつもの風景」を捉え直していく、まるで「リサーチ」のような時間だったのではないかということ。これらの気づきをベースに、かすかにですが、何かがスタートしたような気持ちがしています。

イベントにご参加くださった皆様、展示に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

そして、突然の申し出にも関わらず、快く協力してくださった David Atwoodさん、増田昇さん、ROUTEの岸川さんとスタッフの皆さんに、心からの感謝を込めて。

ナガサキリンネ
宮崎友理子

<お知らせ>
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