第4回ナガサキリンネ 終了しました




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ナガサキリンネが終わり1週間が経ちました。10月30日プレイベント「あめつちの日々」上映会から幕を開けた、第4回ナガサキリンネは、11月5日(土)6日(日)も、まさに小春日和と呼ぶにふさわしい麗かな天候にもめぐまれ、多くのご来場を頂き、無事美術館会場でのプログラムが全て終了いたしました。長崎県内はもちろん、九州各地や遠くは関東からの方も見られ、マーケットのテントの中や会場のあちらこちらで再会を喜ぶ笑い声が響き、ナガサキリンネという場が、様々なかたちで再会や新しい出会いの場になっていることを感じた2日間でした。ご来場いただいたみなさまに、心から感謝申し上げます。

今回もご協力をいただきました長崎県美術館の方たちにも心から感謝しております。わたしたちの手のまわらない部分や、気づけずにいた点なども含め、随所でサポートをいただきましたことを、この場を借りてお礼申し上げます。「県民のリビング」というコンセプト通り、長崎らしい景色を望むローケーションや設備などのハード面はもちろんのこと、スタッフのみなさんのホスピタリティあふれる対応も、穏やかで居心地のよいナガサキリンネの雰囲気を作っていたのは言うまでもありません。

これまでナガサキリンネは、会場や日数、内容などいろんなかたちでトライアルを続け、4回目にしてはじめての1会場開催、メイン会場内だけでは2日間のみで開催しました。2年ぶりとなった今回は、出店数や日数を縮小したため、来場者数の減少も覚悟しておりましたが、2日間で8,200人という予想以上に多くの方にご来場頂きました。これまで2会場での延べ人数だったことや、2日以上だった開催日数を加味すると、これまでで一番多くの方に楽しんでいただけた、嬉しい結果だと思っております。これも全て、ナガサキリンネの会場をイメージしながら、たくさんの時間と労力を使って準備して来てくださった、マーケット出店の66組のみなさん、企画展やワークショップの開催にあたってご協力いただいた関係者のみなさんのお陰です。会場でワークショップと実演をしてくださった「素材の力 竹」の講師・西本有氏をはじめ、そのぎ茶やまちあるきの展示とワークショップにご協力を頂きました皆様にも感謝申し上げます。すばらしい作品と、日常の暮らしの中で新たな視点や楽しみを見つける豊かな時間をありがとうございました。

また、今回のナガサキリンネの企画展やワークショップは、スタッフ以外の方にも、企画の段階からご協力をいただいているのが特徴でした。初回から様々な面でわたしたちの活動を支えてくださっている、長崎民藝協会の庄司夫妻と会員の皆さまと一緒に、ドキュメンタリー映画「あめつちの日々」の上映会を開催することができ、わたしたちスタッフにとっても学ぶ点が多いプレイベントとなりました。ナガサキリンネ当日の賑やかな時間とは違い、ものづくりと共に生きる職人の姿から大切なメッセージをいただいた、あの静かな時間をみなさんと共有できたことは、とても大切な時間となったと感じています。北窯の松田米司親方、お忙しい中長崎まできて頂いた川瀬美香監督、長崎民藝協会の方々、そして上映会上に足をお運びいただいた皆さまにも、心からお礼申し上げます。また、今回もボランティアの皆さんには陰日向で支えていただきました。これまでも、これからもボランティアの方の力のなしでは、ナガサキリンネは開催する事はできません。活き活きと役割をこなしてくれる皆さんの姿が、会場の雰囲気を温かく、そして居心地良くしてくれていました。本当にありがとうございました。

そして、今回は会場外の企画展として、西坂にある「ROUTE」さんの屋上をお借りして、長崎らしい風景と共に楽しむインスタレーションを行っています。長崎のまちを楽しんだまちあるきのワークショップを含め、ROUTEのみなさん、参加者の方たちと共に作ったプログラムは、ナガサキリンネが生まれた5年前、いつか長崎のまちの人と協働したいと願ったイメージが、時間を経て機が熟したと感じた新しい時間でした。「まちのなかのアートをさがそう」のDavidのインスタレーション展示は、引き続き西坂町の「ROUTE」会場で19日(土)までご覧いただけます(店休日や営業時間をご確認の上ご来場ください)。
・「まちのなかのアートをさがそう」についてはこちら

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特別展示として出島(国指定史跡)にて開催した「Indigo:Sharing blue」の展示と、プログラム報告会も観光客の方や外国の方も含め、多くの方にご来場いただき、無事出島内での展示が終了いたしました。共同開催したオランダのクラフトカウンシルのスタッフも、オランダと日本の工芸をつなぐ新しい一歩を、両国にとって大切な場所である出島という場所で開催できたことに感激し、プロジェクトの次の展開を探しに福岡、東京と巡りそろそろ帰国の途につきます。福岡よりプログラム報告会に出席して来ていただいた、宝島染工と下川織物の代表のお二人にも感謝しております。そして、10月末に復元されたばかりの、とても美しい唐紙を持つ貴重な空間を、快くお貸しいただきました、長崎市文化観光部・出島復元整備室の馬見塚室長にのご協力なくしてこの展示は実現できませんでした。この展示の開催の実現にあたってサポートしてくださった、オランダと長崎の文化交流を長く支援されている長崎バス観光振興財団様にも、この場を借りてお礼申し上げあげます。「Indigo:Saring blue」は、9日から場所を同じ出島町のList:に移し、来週の17日(木)まで展示しております店休日や営業時間をご確認の上ご来場ください)。
・「Indigo:Saring blue」についてはこちら

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長崎のまちの方たちと、そして来場者のみなさんと一緒につくるみんなの広場のイメージを描きながら4回目を迎え、そのかたちに少し近づいたと手応えを感じた2日間でした。そして振り返ってみると、今回のメインビジュアルとなった大小さまざまなかたちをした石垣のイメージと、コンセプトの言葉が、わたしたちを支えていてくれました。最後にコンセプトの文末の言葉を改めてお伝えし、みなさんと再びナガサキリンネでお会いする楽しみを胸に、わたしたちスタッフもまた自分たちの生業を続ける日常へと戻ります。

「石垣の面白さは、かたちや大きさの違うさまざまな個性の石が、しっかりとかみ合い、支え合って、かたちを成していること。どんなに小さな石ひとつが欠けても崩れてしまいますし、表には見えない部分でひっそりと、ほかの石を支えてる石もあるでしょう。『長崎』というまちに、さまざまある、かたちや大きさの違った個性。その一つひとつが有機的につながり、めぐり、支え合い、、、このまちで生き、暮らしていく喜びやしあわせを感じられるきっかけをつくることになればと願っています」

本当にありがとうございました。また次のリンネでお会いしましょう!

ナガサキリンネ 代表 松井 知子