企画展「聖地 二十六聖人記念館」について




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こんにちは。8日(土)から2日間、出島会場にて開催される企画展「聖地 二十六聖人記念館」を担当している橋口です。第1回目の「長崎のボーリズ建築〜その精神性と記憶の継承」に続き、今回は西阪にある二十六聖人記念館を取り上げ紹介することになりました。書籍「ナガサキリンネ3」でも「シンフォニーのある建築|聖地日本二十六聖人記念館」でこの建物のことを書いています。

私が、二十六聖人記念館を意識しはじめたのは、まだ、幼い頃のことでした。クリスチャンの家庭に育ったわけでもない私でしたが、車で西坂の丘を通り過ぎるたびに、色とりどりのモザイク画と不思議な形の2本の尖塔がずっと気になっていました。その後、建築を志すようになり、その建物が、当時大好きだったガウディの影響を受けた建物であることを知り、何度もその建物を訪れ、幾度となくその礼拝堂に佇んできました。そこに施されたカラフルで有機的なデザインからは、いつも何かしらの発見があります。

二十六聖人記念館は、日本はもとより、世界的にもクリスチャンの殉教地として有名です。今から400年あまりその出来事は、まだ、通信手段の乏しい時代に、バチカンはもとより、スペインやメキシコにも伝えられ、絵画や版画に描かれる程でした。戦後、当時のクリスチャン達の呼びかけによって世界中から寄付がよせられ、1962年に現存する記念館が建設されました。記念像は彫刻家船越保武氏、そして建物は建築家今井兼次氏が担当し、静謐でありながら、どこか不思議な空間がつくられました。

この場所はクリスチャンでなくとも、建築やデザインに興味のある方はもちろん、子供達にも興味を持ってもらえると思います。記念館内部には、日本では、他で見られないようなクリスチャン関連の資料がたくさん展示されています。この企画展は出島会場にて、8日(土)9日(日)2日間限定で行われる小さなものですが、これがきっかけとなって、一人でも多くの方々に、西坂の地を訪れて頂きたいと思っています。

企画展「聖地 日本二十六聖人記念館」 担当 
橋口剛(HAG環境デザイン)

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