湯江紙のちから「湯江紙で創る」の展示のお話




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こんにちは、企画展「湯江紙」担当の松尾真哉です。またまた湯江紙でお伝えしたい事が。

今回のリンネ本、ナガサキリンネ3には僕も「湯江紙」の文章を書いてます。そのリンネ本3をナガサキリンネ期間中に会場でお買い上げの方限定で、本の中に実際の湯江紙を挟んでます。湯江紙をさわりながら本を見るのも良し。一筆便箋サイズなので、好きなあの人に恋文を添えるのも良し。湯江紙の感触を感じで頂ければ嬉しいです。会場でのお買い上げの方限定ですよ!

それと、企画した本人が一番楽しみな企画展「湯江紙で創る」に続々と作品が集まって来ました!その中で作家さん達から湯江紙にメッセージを頂いてます。作品もさることながら、作家さん達の言葉にも心をひかれます。染織家の片山詠子さんの言葉は「贅沢にも完成した紙を藍で染め細く切り、紡いで糸にしました。元の形はなくなりましたが、その課程でしっかりとした紙作りをされていると体感しました。」と書かれてます。その課程の中でちょっとしたハプニングがあって、藍で染めた湯江紙を乾かしてたら風が吹いて、水の入ったバケツの中に落ちてしまって、それを見た片山さん「うわっ!」っと焦って、ゆっくりそーっと水から引き上げてもう一度乾かしたら、何事も無かったかのように元に戻ってたそうです。しかも、藍の色がしっかり定着していて、乾かしても綺麗な色だったととても驚いていました。

昔のお寺などでは火事の時、代々伝わる大事な文書は水に浸けて逃げたと聞いた事があります。まさにこの事を片山さんは体感されたんですね。(火事じゃなくて良かった)「しっかりとした紙作りをされている」という言葉は、その出来事があったから実感がこもってますね。

作家さん達の言葉はおもしろいです!会場では言葉にも出会えますよ。企画展「湯江紙」は美術館2F ホールで開催します。お待ちしてます。ナガサキリンネ展の内容はこちら

企画展「長崎の手仕事|湯江紙」担当 松尾 真哉

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