ワークショップ「稲穂飾りと暮らしの知恵」




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こんにちは。ナガサキリンネ展で『はじまりの食│対馬赤米』を担当している古賀正裕です。今回は関連ワークショップ「稲穂飾りと暮らしの知恵」についてご紹介します。

私たちが日々食するお米のルーツである「赤米」。その赤米を神事と共に一千年以上も守り続ける場所が対馬・豆酘(つつ)でした。長崎に住んでいても何か遠い存在である対馬という場所に、そんな日本における貴重な歴史と文化が眠っていたことを知ったのはまだ最近です。しかも、その「対馬の赤米神事」が消滅してしまうかもしれない。と同時に聞いた時には、「えっ!?駄目やろ。」と思わず自分も何か出来る事がしたいと思ってしまいました。貴重な対馬の民俗行事ですが、興味関心を持たれる事が近年までありませんでした。それは自然と私たちの「食」に対する意識や関心とも比例していたように思います。

お米離れや炭水化物ダイエットと称して、益々食卓からお米が遠のいていってます。そして経済至上主義の現代では、安心安全な食物は極端に少なくなってしまいました。しかし、私たち日本人は「ご飯を食べる」と言うように、ただの主食というだけにとどまらず、暦や祝祭日にまで影響を及ぼす切っても切れない関係性が、お米との間にあります。月の運行に沿って農業を進め神事を執り行ってきた一千年の昔から、暮らしぶりは変わっても、私たち人間の体や心は変わりません。
特に女性に置いては月のリズムと体調はリンクしています。現代に置いて体や生活を見直そうと思う多くの女性にとっては、月の暦や、おばあちゃん達のような戦前の暮らし方に意識が向くのは自然な事かもしれません。

今回、講師として「佐世保・月の会」代表の田中千鶴さんをお招きしました。田中さんは「健やかに楽しく美しく生きる」をテーマに美容業を佐世保市内で42年行っている元気溢れる方です。美容業を追求した結果辿り着いたのが「食」であり、その最たるものがお米やみそ汁に代表される日本の食文化という事でした。彼女も赤米存続の危機に立ち上がっている一人であり、島外支援団として幾年にも渡りサポートを続けています。「お月さま」と「人間の身体」「昔ながらの食」「日本人の心」と「赤米」の関係についても、たくさんの情報と知恵を持たれた方です。

仕事でも、家事でも・・・何をするにも身体は資本。特に家族の食を預かる女性の皆さんにとって知っておいてもらいたい「これからの暮らしの素」となるお話の数々を、楽しくたっぷりと届けていだきます。田中さんの声を聞くとなんだかエネルギーをもらえちゃうんです。女性の皆さんのみならず参加するだけで、あはははと笑って、へぇ〜と知れる元気の出るワークショップです。一緒に作り上げる赤米の稲穂飾りも身近な存在として部屋に添えていただくと嬉しいです。毎日の食卓が賑やかに、暮らしがより明るく前向きな気持ちになる1時間30分。どうぞお待ちしています!

ワークショップ「稲穂飾りと暮らしの知恵」
日時11月8日(土)
①13時半〜
11月9日(日)
②10時半〜
場所 長崎県美術館 講座室
所要時間  1時間30分
参加費   2,500円(稲穂飾り代含む)
定員    各10名
申込    事前申込
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講師    田中千鶴
企画展『はじまりの食│対馬赤米』

ワークショップ「稲穂飾りと暮らしの知恵」担当 古賀正裕

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