ナガサキリンネスタッフがホスト役となり、長崎で活動を行っている様々なつくり手やつなぎ手を迎え、来場者と共に「いま長崎でつくること、つなぐこと」をテーマに多角的に語り合いながら、これからの長崎の在り方を探っていきます。ぜひ、ご参加ください。
参加費:200円(全てのトークとナガサキリンネ展の入場可能)
お申込:当日先着順(会場が定員に達した場合、お断りする可能性があります。予めご了承ください)
お問い合わせ:ナガサキリンネ事務局(List:内)
TEL&FAX:0958-828-1951 info@nagasakirinne.com
トーク1「長崎でモノをつくる」
日時:11月5日(水)18:00~ 会場:長崎県美術館アトリエ
長崎県内の地場産業のひとつである陶磁器の産地「波佐見町」。この町に生まれ育った石原亮太さんと吉田健宗さんのお二人は、共に陶磁器製造業に携わるご家族を持ちながら、同産地内で家業の担い手ではない形で作家活動をしています。制作スタイルの異なるお二人の背景やこだわりなど、それぞれの仕事を紹介しながら、「長崎でモノをつくる」ことを考えてみたいと思います。
話し手:石原亮太(陶磁器デザイナー/Pebble)×吉田健宗(陶芸家)
聞き手:中原真希(デザイン+製作/陶磁工房一朶)
石原亮太(陶磁器デザイナー)/1983年波佐見町生まれ。佐賀県立有田工業高校セラミック科卒業、ドイツハレ芸術デザイン大学留学、佐賀県立有田窯業大学校卒業後、インテリア雑貨取扱店にて商品開発、販促物制作に携わる。2013年Pebble Ceramic Design Studio設立。ながさき陶磁展、工芸都市高岡クラフトコンペ等入賞・入選多数。http://pebble-st.com/
吉田建宗(陶芸家)/1973年波佐見町生まれ。佐賀県立有田窯業大学校卒業後、熊本県宇土市「蒼土窯(そうどがま)」前田和氏に師事。その後、波佐見町内窯元にて轆轤師として勤務。2004年町内に開窯。個展、イベント出展多数。http://utuwakenzo.exblog.jp/
トーク2「人が集まる場をつくる」
日時:11月9日(日)13:30〜 会場:長崎県美術館 屋上 ※雨天の場合館内へ変更
多くの人が価値観の転換を迎える現在、次の時代へと向けての創造力、情報、文化をつなげるべく人々が交わる拠点(ハブ)としての場づくりが同時多発的に起きています。五島市でコミュニティカフェをプロデュースするデザイナー有川智子さんと、長崎の魅力を伝える写真共有コンテンツ「Nagasaki365」を手がけるウェブディレクターの久保圭樹さんのお二人をお招きして、人と場の交わりがもたらす力や、地域が秘める可能性を、一緒に語り合っていきます。
話し手:有川智子(デザイナー/草草社)×久保圭樹(ウェブディレクター/(株)ネットビジネスエージェント)
聞き手:古賀正裕(グラフィックデザイナー/古賀正裕デザイン)
有川智子(デザイナー)/五島市生まれ。9歳から長崎市で育つ。大学院卒業後大阪で住宅メーカーの研究所に勤務。2011年、家族で五島市・福江島へ移住。島内の企業や商工会、行政の広報デザインや商品作りのほか、まちづくりにも積極的に関わっている。自身が手掛けたコミュニティカフェ「ソトノマ」は、地域の新しい日常として、五島の魅力を力強く発信している。草草社代表。https://www.facebook.com/sotonoma
久保圭樹(ウェブディレクター)/長崎市生まれ。200社以上のWebマーケティング戦略の立案やサイト制作、コンサルティング、セミナー を実施。企業のブランディングサポートを行っている。主な仕事に「Nagasaki365」「メイド・イン・ナガサキ」など。株式会社ネットビジネスエージェント代表取締役。http://www.nb-a.jp/
トーク3 「祈りの場所をつくる」
日時:11月9日(日)14:00~ 会場:国指定史跡「出島」内 内外倶楽部2階
世界的殉教地として有名な聖地西坂の丘に建てられた日本二十六聖人記念館。この建築を設計したのは日本のガウディ研究の第一人者で早稲田大学教授でもあった建築家今井兼次です。自らもクリスチャンであった彼が、その集大成として挑んだこの建物は、日本建築学会賞を受賞するなど、宗教建築の隠れた名作として知られています。そこに散りばめられ数々の造形やその意味について記念館の宮田さんにお話を伺いながら、聖地を造り上げた建築家の創造の息吹に触れてみたいと思います。
話し手:宮田和夫(日本二十六聖人記念館)
聞き手:橋口剛(建築家/HAG環境デザイン)
宮田和夫/長崎市生まれ。長崎東高校を卒業後国学院大学を経て飲食業、ネット販売業に従事したのち、日本二十六聖人記念館の業務全般を行う。http://www.26martyrs.com/
トーク4 「活版印刷をつなぐ」
日時:11月8日 15:00~ 会場:国指定史跡「出島」内 内外倶楽部2階
長崎で始まった活版印刷。長崎には活版印刷に関する多くの史跡や書物が残されていながらも、活版所はもとより、活版に触れる機会もほとんどなくなりました。そんな中、五島列島北部の美しい自然に抱かれた小値賀島では、船の切符など、現在も活版印刷が島の暮らしに息づいています。その印刷を行っている「晋弘舎活版印刷所」の横山さんを迎え、コミュニケーションとしての印刷物や活版をつなぐことなどについて探って行きます。
話し手:横山桃子(活版印刷職人/小値賀島 晋弘舎活版印刷所)
聞き手:中川たくま(デザイナー/青い月)
横山桃子(活版職人)/小値賀島生まれ。県外の大学を出た後、東京のデザイン事務所を辞め小値賀島に戻る。実家である100年続く「晋弘舎活版印刷所」の4代目として2012年から活版印刷を行う。こよなく愛する小値賀島の魅力を伝えたり、伝統をつなぐ為、日々研鑽に励んでいる。https://ja-jp.facebook.com/shinkosha100