企画展『長崎の手仕事・湯江紙』『湯江紙で創る』




ph_20141001_2

いい季節になりました。こんにちは、マーケット担当の松尾真哉です。今回のナガサキリンネでは企画展「長崎の手仕事・湯江紙」と「湯江紙で創る」も担当してます。

「湯江紙」って知ってますか?湯江紙は諫早市高来町の湯江地区に江戸時代末期から昭和46年まで続いた手漉き和紙です。43年前に滅んでしまった手仕事を地元のおじさん達が、湯江紙の伝統と文化をよみがえらせようと「湯江紙を復活させる会」を結成されました。

私が湯江紙を紹介したいと思ったのは、会の方達の熱意と、当時(昭和40年代)の手漉きのちり紙のあまりの美しさに感動したからです。で、会の会長さんに取材を申し込むと「ナガサキリンネって何ね?」「陶芸家のあなたが何でオイ達ば取材すると?」からのスタートでした。

まずはナガサキリンネからの説明から始まり、しつこい位に通い、話をして、話を聞いて。気が付くと会の方達が同志のように(僕だけ勝手に思ってます)。企画展では湯江紙の歴史や道具、当時の手漉きのちり紙の展示。昭和40年代に当時の高校生が記録していた貴重な映像もお借りして放映予定です。

そしてもうひとつの目玉企画「湯江紙で創る」では、会の方達が漉いた和紙で長崎県内の美術家、工芸家10名の方に自由に創作して頂き、その作品を美術館で展示いたします。参加頂いている方は、荒木広さん(陶芸家)/片山詠子さん(織、染色家)/木村瞳子さん(日本画家)/桑追賢太郎さん(画家)/坂本奈津子さん(イラスト、デザイン)/高野秀男さん(美術家)/高野瑞穂さん(美術家)/竹下梨沙さん(陶芸、彫金)/中村哲見さん(陶芸家)/山口秋男さん(かずら作家)です。

あの陶芸家が紙で何作るの?あの絵描きさんはどんな絵を描くのかな?え、もしかして立体物?想像するだけでドキドキです。そんなドキドキの企画展は11月5日から始まります。一人でも多くの方にこの「ドキドキ」が伝わりますように。
そして、みなさんももうすでに湯江紙に触れているっていう事を気付いていますか?スタッフの坂本奈津子さんが描いたナガサキリンネの今年のメインの絵は、実は保存会でつくった湯江紙に絵の具で描いたものなんです。リンネのホームページのトップにどーんとある絵の下地が少しだけ黄色くなっているのはそのせいです。そして、実際の2つの展示会場で、たくさんの方に湯江紙の存在を知ってもらえたらと思っています。

企画展「長崎の手仕事・湯江紙」と「湯江紙で創る」は、11月5日(水)より9日(日)まで、長崎県美術館で開催します。企画展の一覧はこちら

ナガサキリンネ展
「長崎の手仕事・湯江紙」と「湯江紙で創る」担当
松尾 真哉

ph_20141001_3