「日々をつつむ包装紙」がくれた出会い




26日(火)からはじまる「ナガサキリンネ展」8つの企画展示の内の1つ、「日々をつつむ包装紙」では、長崎で世代を超えて親しまれてきた包装紙をたくさん集めて、会場である県民ギャラリーの白い壁に展示しようというプログラムです。先日リンネを取材して下さった方に、開催まで時間もなく困っているとお話をしたところ、事務局のある出島にほど近い、築町商店街の老舗のお店の方を紹介してくださいました。その方の紹介で、「からすみ」「カステラ」「鯨」「お茶」「海産物」など、長崎の特産品であり、老舗と呼ばれる歴史のあるお店の包装紙を次々と頂くことになり、あっと言う間に約20店舗の包装紙が集まりました。築町界隈だけではなく、私たちが小さい頃から通う様々なお店の方からもご協力頂くことになりました。面識もない上、突然のお願いにも関わらず、「楽しそうな企画ですね。是非協力させてください」と快くご協力頂いているのは、長崎市内で、自分の店を次の世代に繋げようと頑張っている若い世代の方たちです。代々受け継がれてきた家業を続けることが、自分の暮らしをつくること。人と人との繋がりを何より大切にしている方たちとつながる事ができたこの企画は、私たちが願う「ナガサキリンネ」の姿に、少し近づく事ができたような気がします。

築町だけではなく、長崎市内中心地には、日々の暮らしの中に未だ「町」の文化が色濃く残り、老舗と言われる古くからのお店も少なくありません。毎日の生活で、家族や親戚が集まるお祝いの席、そして季節毎に巡ってくるお祭りや伝統行事などの時に、祖父母や両親も足を運んだお店に通うことができる事は、今この時代にとても幸せなことではないでしょうか。お店で使われる包装紙は、そうして世代を超えて親しまれ、日々の暮らしを包む様に、私たちの日常に溶け込んでいます。色とりどりの包装紙が並ぶ風景は、その土地をかたちづくるもう1つの風景なのかもしれません。

そんな想いを込めて、この会場では来場者の方と一緒につくっていく「包装紙でつくる、もうひとつの長崎」というイベントも開催いたします。みなさんのお気に入りの「包装紙」をお持ちいただき、会場の壁に貼っていきます。お持ち頂いた包装紙と引換に、ナガサキリンネでご用意した活版印刷の紙ものと交換させていただきます。みなさんのお気に入りの包装紙で、美術館の壁を埋めて行きましょう。

企画展「日々をつつむ包装紙」詳しくはこちらをご覧下さい。